生き物みたいな水
水は私たちにとって最も身近な物質のうちの一つと言っても過言ではないと思う。
私たちは水がなければ死んでしまうし、
何より私たちの体は60〜70%水でできている。
高校の時、化学の時間に『水は特殊な性質を持っている』と教わった。
水なんてそこら中にあるし、何が特別なのかはわからなかった。
ところが教わるにつれて面白さに惹かれていった。
例えば水に氷を入れると、氷が浮く。
普段からよく見ている光景なので、何も不思議に感じない。
しかしよくよく考えて見ると、個体は液体よりも物質がぎゅっとつまった状態である。
つまり普通に考えると密度が高くなるはず。となると、氷は沈むはずである。
しかし、水はその逆。
これは水の特殊な構造によるものだが、書くと長くなるので割愛します。
こんな風に、水は身近なようで不思議に溢れているのだ。
ところで、公園に行くと噴水を見かけることがある。
勢いよく水が吹き上げている大きな噴水も好きだが、
私はこのチョロチョロと水が控えめに出ている噴水も好きだ。
このうねうねとまるで生き物のような動きを持った水。
二度と同じ形にはならない姿は、見ていて飽きない。
これもおそらく表面張力を持った水の性質によって生まれる姿。
そういえば、この特殊な物質『水』という物質について研究をしている人がいると聞いたことがある。
この水の生き物のような姿について、その人が論じれば話は尽きないだろう。
何気ない日常に不思議を感じられる。
何だが幸せな気持ちになれます。